2022年3月3日に放送されたドラマ「となりのチカラ」第5話で描かれたエピソードをめぐり、視聴者の間では「ネット社会への警鐘が広く届くといいな」と指摘する声があがっている(※以下ネタバレあり)。
ある住民が「少年A」? 管理人の独自調査にチカラは...
ドラマは、優柔不断で困っている人を放っておけない性格の中越チカラ(松本潤さん)とその家族が、とあるマンションに引っ越してきたことから始まるホームコメディ。同じマンションに住む個性豊かなご近所さんたちの悩みを解決していく。
10年前の幼児連続殺人事件の犯人「少年A」は、このマンションに住む謎多き男性・上条(清水尋也さん)ではないかとの住人の間でウワサが流れていたが、それがSNS上でも拡散。マンション中が混乱してしまう。
上条といえば、いつも寡黙で無表情。住民から見ると冷たい印象で、現在はピザのデリバリーのアルバイトをしながら就職活動をしている。
そこでマンションの管理人・星譲(浅野和之さん)は独自で調査を開始。上条が出したゴミを漁って「証拠を見つけてやるからな」と息を巻いたり、上条を盗撮してSNSに流したりする。そんななか、一度は決まった就職先からクビを言い渡されてしまった上条。どうやら、星が上条の会社にウワサを密告したのが原因のようで、マンションの住人たちは、以前にも増して上条を避けるようになってしまう。
この状況をやりすぎだと感じたチカラが、星の話を聞くと、星は自身の息子が幼児連続殺人事件で被害にあったこと、それを苦に妻も自殺してしまい、少年Aに恨みを持っていることを告白。ある日、チカラの制止もむなしく、星は上条に馬乗りになって「どんなことがあっても復讐してやろうと思った」と号泣しながら殴りかかる。 しかしのちに、上条は少年Aではないことが発覚。星はこれまでやってきたことを自白し、上条に対して深く頭を下げるのだった。
一連のエピソードについてSNSでは「ネット社会への警鐘が広く届くといいな」「いい話だしネットリテラシーについて、犯罪被害者について色々考えさせられる回でした」などと反響を呼んでいる。