「ベンチもカッと盛り上がった」
なおも1死1、2塁とピンチが続くが、今度は見事な中継プレーがチームの危機を救った。
7番オスナ内野手(29)が放った打球はセンター後方の左中間寄りに上がり、センター細川凌平(19)がキャッチ。2塁走者はタッチアップしたものの、中継に入った遊撃手・石井一成(27)が細川から受けた球を3塁へ好送球しダブルプレーとなった。
岩本氏は「スローイングでオッと思ったのは、渡邉諒がファースト守っていて、1、2塁の場面で送りバント。1塁側にいいバントが来た。これで2、3塁になるかなと思ったら渡邉諒の猛烈なチャージと、捕ってからの素早い動きでサードフォースアウト。これしてもらったピッチャー助かるねん。ベンチもカッと盛り上がったしね」と投手目線で分析し、次のように続けた。
「守備で魅せれるチームになってきたのかなと思っていると今度はセンターに入った細川(凌平)。結構深いフライだったんですよ。大飛球といっていいくらい。そこからセカンドランナーがタッチアップしたそれをサードに中継プレーがパンパンと。あの中継プレーで細川がちょっとでも(球を)持ちそこないとか落下地点の入り方とかスローイングへの移り方とかがちょっとでもズレていたら。中継マンもいい球が来たから投げやすい。これ基本中の基本ですよね」