「色々な人がウクライナに興味を持つきっかけに」
鳥型パンの存在は2~3年前から知っていたという東山さん。作ろうと思ったきっかけは、現地ウクライナのツイッターユーザーが投稿した一枚の写真だ。ロシアがウクライナに侵攻し、首都キエフに緊張が走った2月24日。そんな状況にもかかわらず、写真には真剣な表情でパンを焼き続けるウクライナのパン職人の姿が映っていた。
「同じパン屋として何か応援のメッセージを発したくて、自分の知っているウクライナのパンを作りました。見た目も可愛いですし、色々な人がウクライナに興味を持つきっかけになればいいなと思っています」
東山さんは「早くウクライナに春が訪れるように」との思いを込め、これから春分の日にかけて店頭で販売する予定だ。「どんな理由があっても戦争をはじめて良い理由にはなりません。口で言う程簡単なものでは無いと分かっていますが、戦争が良い方向で終結し、ウクライナの方々が平穏に春を祝える様になる事を願っています」。