2022年3月1日放送の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK)では、初代ヒロイン・安子(上白石萌音さん)が唱えていた「あんこのおまじない」が再び登場。物語の主軸となる人物たちが繰り広げるもどかしい展開が反響を呼んでいる。
「それきりサンタはひなたの前に姿を現しませんでした」
俳優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが3世代ヒロインを演じる同作。ラジオ英語講座を題材に、昭和から平成、そして令和と100年にわたる家族の物語をハートフルに描く。
(※以下ネタバレを含みます。)
川栄さん演じる3代目ヒロイン・ひなたは、「モモケン」ことスター俳優の二代目桃山剣之助(尾上菊之助さん)から、ひなたの家業である回転焼きに出会ったことで俳優としての運命が変わったと、感謝を告げられる。
その頃、モモケンは父親である初代モモケンとの間に確執が抱えていたが、謎の振付師・サンタ黒須(濱田岳)さんから「あんこのおまじない」を聞き、父の真意を悟ることができたという。
モモケンから「あんこのおまじない」を伝え聞いたひなたは、実家の回転焼きが、知らないうちに大好きなモモケンの役に立っていたと知り、誇らしく思う。
その後、サンタはモモケンからおいしい回転焼きのことを聞き、商店街を訪れる。偶然会ったひなたに案内されている道中、ひなたの様子を見て「ひなたちゃんを見ていると妹を思い出す」としみじみと話す。
そして実家に到着し、店主である母親が「るい」という名前だと知ったサンタは、驚いた表情で「るい...」とつぶやきその場から立ち去ってしまうのだった。ナレーションでは、 「それきりサンタはひなたの前に姿を現しませんでした」と告げられた。
「繋がるようで、繋がらない」
「あんこのおまじない」は、初代ヒロイン・安子があんこを作るときに唱えていたもの。また、安子にはある日家のお金を持って姿をくらましてしまった「算太(さんた)」という兄がいた。
これまでサンタと算太の関係は作中で明言されていなかったが、この話の展開を受けて、ドラマの公式ツイッターも、サンタが「算太」だと認める投稿をしている。
「あんこのおまじない」を通して展開した最新話の内容に、視聴者からは
「ずっと見てる私達にはもどかしい、もどかしいトコまで来たな」
「なんでまた算太姿消すんよ... あんこのおまじないがるいとひなたと繋げてくれたのに...」
「しかしまさかあんこのおまじないがモモケンさんに伝わっていたとは。それを聞いてひなたがピンと来なかったのが惜しい」
「あんこのおまじないまで出てきたのに...! 算太がるいと気づいたのに...! 繋がらないところがもどかしい...! ぬぉぉぉぉぉ...これからどうなるの...!」
「算太また逃げよった!繋がるようで、繋がらない」
などと反響を呼んでいる。