プロ野球日ハムの元選手で野球解説者の森本稀哲氏が2022年2月28日放送のラジオ番組「ひちょりのWA!!」(STVラジオ)に出演し、日ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(50)について言及した。
「今年は色んな選手をとにかく試すと言っている」
日ハムは沖縄・名護市で行っていた春季キャンプを2月28日に打ち上げた。森本氏は沖縄を訪れ古巣のキャンプを取材し、キャンプ中に新庄監督と交流があったことなどを明かした。
番組のなかで吉川のりおアナウンサーが「ひちょりさんが目立った選手。今年特に期待出来るなという選手は」と問いかけると、森本氏は「みんなですけど」とした上で、期待する選手の名を挙げた。
「今川(優馬)選手あたりはずっと結果残しているし、いい表情でキャンプやってましたし、根本悠楓(投手)もすごく今年はブレークしそうなアピールが今のところ出来ている。みんなですよ。五十幡(亮汰)、万波(中正)みんな元気にやってましたので期待は本当にしたい」
そして開幕スタメンのメンバーについて話題が及ぶと森本氏は「だって本当に(新庄監督は)無茶苦茶やると言ってるんだもん。何をやるんだろうという感じですよ」と率直な感想を述べ、「レギュラーは決めないと言ってましたし、ビッグボスは今年は色んな選手をとにかく試すと言っているので」とした上で不安に感じている点を指摘した。
「僕がちょっと心配しているのは」
「僕がちょっと心配しているのは(出場選手登録を)抹消したら10日間(1軍に)上がれないのを(新庄監督は)知ってるのかなと思って。半分入れ替えるとかいって、また3日くらいしたらもう1回半分入れ替えるとかになったら半分入れ替えられませんみたいな。10日上がってこられませんから、みたいなことが起きなければいいなと思いますけど」
野球協約では出場選手登録を抹消された選手はその日から1軍の試合に出場することが出来なくなり、10日間は再登録出来ないと定められている。森本氏はこのルールをビッグボスが認識しているかを不安視しているようだ。
一方の新庄監督は就任直後から「レギュラーは1人も決まっていません」と公言し、横一線のスタートであることを主張。春季キャンプでの練習試合では、スタメンオーダーをガラポン抽選機で決めるなど型破りな起用法で話題を集めた。
スポーツ紙などの報道によると、新庄監督は春季キャンプの打ち上げで今季は1軍と2軍の入れ替えを積極的に行っていくと明言。今後、オープン戦を経て絞り込んでいくと見られ、ソフトバンクとの開幕戦(3月25日・ペイペイドーム)に向けてビッグボスの動向から目が離せない。