俳優の菅田将暉さんが2022年2月27日放送の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)に源義経役で本格的に登場し、「サイコパス感」溢れる描かれ方が話題になっている。
うさぎを賭けて、男と弓で対決するが...
大河ドラマ61作目。舞台は1175年、平清盛(松平健さん)が大権力者として君臨していた日本。主人公の北条義時(小栗旬さん)は、伊豆の弱小豪族の次男に過ぎなかったが、流罪人・源頼朝(大泉洋さん)と姉・政子(小池栄子さん)の結婚をきっかけに、状況が一変。頼朝の右腕として武士の頂点に昇り詰める姿を描く。脚本は、「古畑任三郎」シリーズや大河ドラマ「新選組!」「真田丸」などで知られる三谷幸喜さん。
菅田さん演じる義経については、ドラマ公式サイトでは「頼朝と生き別れた弟」「性格は欠点ばかりだが、戦場では恐るべき才能で次々と奇跡を起こす悲劇の天才武将」と紹介している。
野原でうさぎを射り、「今夜はうさぎ汁だ」と喜ぶ義経。そこに、そのうさぎを仕留めたのは自分だと主張する男が現れる。うさぎには男の弓が刺さっており、どちらが仕留めたのかは一目瞭然。うさぎを引き渡すよう要求する男に対し、義経は、どちらがより遠くに弓を飛ばせるか勝負しようと提案する。
「勝つためには何でもありな戦法だ...」
ともに弓を引いた2人。男は先に飛ばすが、義経は一向に飛ばす気配がない。すると義経は弓を引いたまま男のほうを向き、至近距離で射殺。横たわる男の身体から矢を抜くと、従者たちに対し「そうだ! 富士の山に登ったことがある人? 行こう!」と笑顔で歩みを再開するなど、男のことは全く気に留めていない様子だった。
こうした義経の登場シーンに、視聴者からは「騙し討ちして獲物を奪っておいてすぐに『富士山行こうぜー』のサイコパス義経」「義経は笑顔がかわいいのにやる事が残酷過ぎて怖すぎ! 菅田くんの義経はなかなかのサイコパスだわw」「鎌倉殿の義経公が今までの人たちの中でダントツやべー奴で笑ってる 色んな義経公見てきたけどまさに勝つためには何でもありな戦法だ...」「今回の義経さん、常識をぶち壊していくけど誰にも理解はされない感じを最初から描かれているのいいな」「義経さん...無邪気なサイコパスだった...この弟君、先々が色々ヤバい!」などと反響ともに今後の展開を期待する声が多くあがっている。