「キービジュアルの策定には、文化庁は関わっていない」
「著作権者から何か言われたわけではありませんが、苦情がたくさん来ており、混乱を招くと考えて、キービジュアルを取り下げることにしました」
古塔さんのキービジュアルをポスターや会場案内のサインで使う予定だったが、使わないことになった。代替のキービジュアルは考えていないという。
古塔さんが朝日奈まおさんをモデルにしたとツイートしたことについては、「モデルをお願いしたことはなく、こちらでは分かりません」と話している。
なお、アート東京の広報担当者は2月10日、「古塔さん本人からは、『キービジュアルはトレースしたものではない』と言われました。第3者による情報しかなく、正直困っています」と取材に説明していた。
文化庁の文化経済国際課は、2月10日の取材に対し、「展覧会の事業者に情報の確認をしていますので、予定通り使うのかも含めてコメントできる状態ではありません」と答えていた。今回のアート東京の発表については28日、「キービジュアル使用中止のことは、アート東京から連絡をいただきました。その策定には、文化庁は関わっておらず、これ以上のことは分かりません」と取材に答えた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)