北海道日本ハムファイターズの「ビッグボス」こと新庄剛志監督は2022年2月27日放送の情報番組「シューイチ」(日本テレビ系)に出演し、番組MC・中山秀征さんと対談を行った。
対談の最後、中山さんが「最後になりますけど、一言みなさんに...」と切り出すと、新庄監督は「それやめましょうって、だから」と厳しい表情で反応。スポーツ選手への取材で「最後に一言」と尋ねるテレビ局の姿勢に疑問を呈した。
「俺今ね、ルール決めてんすよ」
番組では、高さ3.5メートルの視察台「ビッグボスステージ」や、くじ引きでの打順決定など、新庄監督がキャンプ中に行ったユニークな取り組みを紹介。清宮幸太郎選手ら注目の若手が楽しんでプレーする姿を伝えた。
新庄監督は中山さんとの対談で「9月くらいに『俺たち強くね?優勝狙えるんじゃね?』というムードに(していきたい)。そこで、俺も『2位でいいよ、と。来年新球場(エスコンフィールド北海道)できるんだよ?取っておかないと』という気持ちの余裕さで遊びたい」と笑顔で今季の抱負を語った。
対談の最後には、中山さんが「最後になりますけど、一言みなさんによろしいですかね」と質問した。しかし、新庄監督はそれまでの表情から一転、厳しい口調でこう返した。
「それやめましょうって、だから。俺今ね、ルール決めてんすよ。選手に対して、テレビ局側の人が『ファンの方に最後ひとこと』っていうのは面白くないでしょ?いらないですって」
中山さんが「もうそういう時代じゃないってことですね?」と問うと、新庄監督は「そういう(「最後に一言」という質問が出ない)時代にしたい。全国、やめてほしい。サッカーにしても、なんにしても。好きな食べ物とか、昨日どこで何を買い物しましたか?とか。そっちの方が(みんな)聞きたいと思います」と持論を示した。
新庄監督の提案を受け、中山さんは質問を修正。「最後になりますけど、今日のご予定は?」と尋ねた。これに新庄監督は「半身浴を40分。汗を出す。みたいな」と、右手で「ビッグボスポーズ」を作り笑顔で語った。