プロボクシングの世界3階級制覇者でウクライナ出身のワシル・ロマチェンコ(34)が、ロシアの軍事侵攻を受けてウクライナの軍隊に参加したと、2022年2月27日に英国メディアが伝えた。
SNSに軍服姿の写真投稿
英メディア「メトロ」は、「ボクシングのパウンド・フォー・パウンドの偉大なワシル・ロマチェンコはロシアの侵略と戦うためにウクライナ軍に参加する」とのタイトルで記事を公開した。
記事によると、ロマチェンコはウクライナ南部のモルドバ国境近くにある自身の故郷ビルホロド・ドニストロフスキーの「郷士防衛大隊」に参加したという。ロマチェンコは2月27日にフェイスブックを更新し、軍服を着用してライフル銃を保持している写真を投稿した。
ロマチェンコは08年北京五輪フェザー級で金メダルを獲得し、12年ロンドン五輪ではライト級で金メダルに輝いた。
五輪連覇を果たし13年10月にプロデビュー。プロ2戦目での世界王座挑戦には失敗したものの、14年6月にWBO世界フェザー級王座を獲得し世界最短タイ記録となるプロ3戦目で世界王者となった。