佐藤輝明は「絶不調」から復活できるのか
佐藤がマルテ、大山に比べてまだまだ粗削りであることは間違いない。昨年は新人の左打者で最多の24本塁打をマークするなど前半戦は特大アーチを連発したが、8月下旬から59打席連続無安打と快音が止まり、打撃フォームで試行錯誤した。
ファーム降格も経験したが、本来の状態を取り戻せず、後半戦は4本塁打と自慢の長打も影を潜めた。ただ、昨季の打順別での成績を見ると、4番は11試合出場で打率.286、2本塁打、12打点と好成績を残している。
「状態が悪い時はボール球を追いかけていたが、今年の春季キャンプ、オープン戦を見るときっちり見極められるようになっている。頭の良い選手なのでオフに自分を見つめ直して修正したのだと思います。大山も状態が良いので4番争いは最後まで分からない。矢野監督も嬉しい悩みになっているでしょう」(スポーツ紙デスク)
大山と佐藤がハイレベルな4番争いを繰り広げれば、打線の破壊力も増す。2人の活躍は17年ぶりのリーグ優勝に不可欠だ。(中町顕吾)
泳がされても関係なし!4番佐藤輝がプロ初の満塁弾!!!#hanshin #虎テレ #阪神タイガース #挑超頂 pic.twitter.com/VJ6Xsz10Ao
— 阪神タイガース (@TigersDreamlink) May 2, 2021