「手足の本数3対1だからね」 二刀流パラアスリート×手足3本失った男...友達2人が語り合う本音

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「パラリンピックを目指したらすごいだろうな」

   ――入院中のことで、印象に残っていることはありますか?

   山田: こす君はとにかく本当に運動神経が良くて。俺は筋トレでも何でも勝負したがりだから、「一緒にやってください」みたいな感じで勝負を挑んでは、毎回負けてました。

   小須田: 手足の本数3対1だからね。

   山田: いやいや、だとしても! 風呂入った時とかにバキバキの体見せつけられて「ちくしょう、かっけー」と思いましたよ。おかげで俺も本当に鍛えられました。

   ――当時から仲が良いんですね。お互いにとってどんな存在なんでしょうか?

   山田: 僕からすると、ケガした直後から一番近い存在だし、一番近い目標でもあります。こす君は全体的にステータス高めなんですよ。だから刺激をもらってました。

 ケガのレベルは違うけど、近づきたいし、できるなら超えたいし。こす君がいなかったら、自分のリハビリも「こんなもんでいいかな」って妥協してたかもしれない。でも、こす君は僕のすぐ近くで、めちゃくちゃ綺麗に義足で歩く。それを見ると「俺もまだまだできる」って燃えました。

   小須田: 今でこそYouTubeに11万人登録者がいますけど、僕にとっては変わらず「ただの友達」ですね(笑)。とはいえYouTube頑張ってるなって思いますよ。山田は昔から友達がめちゃくちゃ多いし、人当たりも良いし、可愛がられる人間。そういう長所をしっかり理解して、自分の経験を生かして、体について発信して、多くの人に届けている。シンプルにすごいですよ。自分にはできない。

   ――今お話に出たように、山田さんはYouTubeで登録者が11万人いる発信者です。そして小須田さんはパラアスリート。入院中は、お互いがこういう道を歩むとは思っていなかったですよね。

   山田: 病院にいた時から、こす君の運動神経が抜群だったのは分かっていたので「パラリンピックを目指したらすごいだろうな」って何となく思ってました。

   小須田: それで言ったら、山田が今やっていることも、本当に「天職」だなと思う。YouTuberでよく見かける「爆買いしてみた」みたいな特別な企画をやるんじゃなくて、普段の日常生活をありのまま見せることで、人の目を引き付けられる。それは山田の性格だからだろうなと思います。

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