「見たくない人もおられる」
「悲しんでおられるご遺族の方もおり、人が亡くなっているような事件や事故で、うちの商品を使われたくないと思っています。例えば、日航機123便の墜落事故で、模型の完成品を貸すかどうかです。報道の義務もあるかもしれませんが、ご遺族の心情を考えますと、依頼があっても断りますね。おもちゃと言っても、カッコいいと思う人がいる一方で、見たくない人もおられるじゃないですか」
戦闘機が配備されたといった客観的な状況では、完成品をマスコミに何回か貸したことはあるという。また、貸した後で壊されたりしたことはないとしている。
今回のロシア侵攻で、マスコミから完成品を貸してほしいと依頼は来ていないとし、各社は、映像資料を使っているのではないかとした。
インターアライドでは、完成品をマスコミに貸さない理由について、25日にツイッターでも説明した。
「『壊される』『返ってこない』から貸さないんじゃあないんです。報道として取り上げれる際の内容によりけりなんですよね。特にセンシティブな内容を含む報道で取り上げられたくはないんです」
「自社で取り扱いしてる模型と、実際に進行している紛争に絡めて紹介されたくないんです。模型は模型なんです。この辺のニュアンスが伝え難くてもどかしいです。もっとおめでたい内容のニュースならば喜んで提供もします。『○○優勝おめでとう!』とか」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)