チェルノブイリ掌握したロシア側は「監視、管理する方法を全く知らない」
以前からコルスンスキー氏は、ロシアが侵攻すれば核インフラが危険にさらされる可能性を指摘してきた。侵攻によってチェルノブイリ原発をロシア側が掌握し、「想定されていた最悪の事態」が起きていると訴えている。ウクライナ側は「警備人員や職員が逮捕され、人質になっている」一方で、ロシア側は「監視、管理する方法を全く知らない」ためだ。
コルスンスキー氏は、1986年の事故直後に放射性物質がヨーロッパ中に広がる様子を示した図を投影しながら、「この規模の惨事になりうる」と指摘し、
「明日でも3か月後でもなく今週中でもなく、今やめるべきだ。1時間ごとに、これ(放射性物質の拡散)が起こっているかもしれない」
と話した。
コルスンスキー氏は、ロシアのプーチン大統領に「戦争犯罪人」の文字が入ったスライドを映しながら、ロシアの侵攻を非難した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)