情報発信のあり方、「一般論」として語ったのは...
小室圭さん、眞子さんが結婚の際に開いた記者会見では、記者の質問に文書で回答。その中で、結婚に否定的な報道やネット上の書き込みについて、眞子さんが
「誤った情報が、なぜか間違いのない事実であるかのように取り上げられ、謂(いわ)れのない物語となって広がっていくことには、強い恐怖心を覚えました」
と説明していた。
天皇陛下は、質問に答える形で、皇室としての情報発信のあり方や、週刊誌報道やネット上の書き込みに対する見解も明らかにした。「皇室に関する情報をきちんと伝えていくことも大事なことと考えています」と情報発信の重要性に触れながら、週刊誌やネットの書き込みについては
「人々が自分の意見や考えを自由に表現できる権利は、憲法が保障する基本的人権として、誰もが尊重すべきものですし、人々が自由で多様な意見を述べる社会をつくっていくことは大切なことと思います」
と述べた。その上で、「一般論」として、情報発信の際の配慮の必要性にも言及した。
「他者に対して意見を表明する際には、ときにその人の心や立場を傷つけることもあるということを、常に心に留めておく必要があると思います。他者の置かれた状況にも想像力を働かせ、異なる立場にあったり、異なる考えを持つ人々にも配慮し、尊重し合える寛容な社会が築かれていくことを願っております」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)