本国アメリカとは対照的? 「鉄オタ大使」が日本の鉄道システムを絶賛した背景事情

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テキサスに新幹線計画はあるが

   航空機と自動車が交通手段の中心になるアメリカでも高速鉄道の計画は立てられている。

   最も進行しているのがテキサス州のダラスとヒューストンを結ぶ「テキサス・セントラル・レイルウェイ」でJR東海が技術支援を行い、N700系ベースの車両イメージも公開されている。ダラス~ヒューストン間の約390キロを90分で結ぶ計画で2026年の開業を目指すが、22年時点で着工には至っておらず予定通り開業できるか不透明だ。

   計画が予定通りに行かないのはテキサスだけではない。カリフォルニア州ではサクラメント~サンフランシスコ~ロサンゼルス~サンディエゴを結ぶ高速鉄道計画がシュワルツェネッガー州知事時代に立ち上がっていた。

   しかし現在のニューサム州知事は19年にコストがかかりすぎることを理由に計画の大幅な縮小を表明し、地方部の新線開業にとどまる方針を示した。エマニュエル大使が「世界最速列車」と讃えた東海道新幹線とは対照的に、アメリカに「新幹線」が走る日が来るかどうかの先行きは未だ不安定である。

(J-CASTニュース編集部 大宮高史)

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