発熱5日後「やっと病院に行けた」 コロナ回復の及川奈央「現場のひっ迫」痛感...本人語る闘病生活

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

感染経路は不明「強いて言うならば...」

   誰もがいつでも感染し得るコロナ。感染した及川さんが強調したのは、「どこで感染したか、全く見当がつかない」という点だった。

感染のきっかけは、「皆目見当がつかない」と明かしていた及川さん
感染のきっかけは、「皆目見当がつかない」と明かしていた及川さん
及川:今回思ったのが、本当に「どこでコロナをもらったか分からない」ということなんですよ。強いて言うならば...というレベルなんですけど、熱が出る3日前に「東京都内で電車に乗った」ということしか......。でも、そんなに長時間ではないんですよ。30分ぐらいで、座席に座ってはいましたが、最初の内は隣に人が座っていない状況で、そんなに混んでなかったし、自分の目の前に立っている乗客もいませんでした。

――そのような報道を多数目にします。本当に分からないと。

及川:車内で咳やくしゃみをしている人はいませんでしたし、しゃべっている人もいませんでした。当然、近くにいた乗客は全員マスクをしていました。あと、もう1つ挙げるとするなら、駅から出て人混みの中を歩いたということ。しかも、その日に仕事で会った方々からは誰1人、コロナに感染したとの報告は聞いていません。だから、やっぱり不思議なんですよ。私、コロナ禍以前から手を衛生的に保つのが好きで、今回も手洗いなどはきちんとしていたんですが......。

――本当に不思議ですね。症状の変遷についてもお聞きします。

及川:1月23日に熱が38.7度まで出て、悪寒、咳、鼻水の症状もありました。関節痛はあまりなかったので、高熱が出ている割にはそんなにつらくありませんでしたが、倦怠感はありましたね。

――汗はどれぐらい出ましたか?

及川:全然出ませんでした。なので、冷却シートで体温を下げていました。

――2日目はどうでしょうか?

及川:解熱鎮痛剤を飲んだところ熱は下がりました。それ以外の症状については、時系列ははっきり覚えていませんが、日に日にどころか刻々と変化していきました。食欲がなく、咳が凄く出たほか、頭痛も。くしゃみと鼻水もあって、私は花粉症なので、最初は「花粉症かな?」と思いましたが、目がかゆくないことに気付き、コロナだろうなと思いました。ただ、のどの痛みと痰は最後までなかったですね。なので、咳は喉からというよりは気管から出ている感じでした。あと、味覚障害や嗅覚障害は発症中もなく、後遺症もありません。

――味覚・嗅覚の障害はなかったんですね。

及川:他に出た症状ですが、胃が疲れた感じがしました。ただ、これまで挙げるとどこまでがコロナによるものだったのか、あやふやになってきますね。普段からそんなに胃は強くないので。それと、先程と重なりますが、倦怠感。起き上がるまでに時間がかかるので、それだけで一苦労という感じでした。あとは、これも先程と重なりますが、頭を使うとすごく疲れるんです。自宅療養中はネット配信の映画を見たりしていたのですが、頭を使う内容の作品は見られませんでした。単純なアニメを見ていました。

――風邪薬のCMみたいになってしまいますが、普段、及川さんの風邪は喉からですか? 鼻からですか? 熱からですか?

及川:喉からですね。普段は扁桃腺が腫れることが多いので、最後まで喉が腫れなかったのは本当に意外でした。また、飲んだ薬は病院に行くまでは市販の解熱鎮痛剤、その後は一般的な処方薬でした。ちなみに私、2009年に新型インフルエンザが流行った際に感染してしまったんですが、その際には40度近く熱が出ました。
姉妹サイト