発熱5日後「やっと病院に行けた」 コロナ回復の及川奈央「現場のひっ迫」痛感...本人語る闘病生活

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自治体「○○病院はまだ空いてます」→紹介先「いっぱいです」の繰り返し

   発症から3週間以上が経過しても、いまだ本調子ではないと語る及川さん。続けて明かしたのは、PCR検査にたどり着くまでの苦難の道のりだった。

――2月1日の感染発表では「1月23日に発熱いたしましたが診て頂ける病院が見つからず」とありましたが、なかなか見つからなかったというのはどういう状況だったんでしょうか?

及川:病院探しは苦労しました。私、ちょっと前に引っ越したので、発熱した段階で近所にかかりつけ医がいなくて、近所の発熱外来をネットで調べて手当たり次第に電話したんですけど、どこも「今日はもう新規に予約を入れられません」と言われるばかりでした。そもそもつながるまでに何度も電話しなければならない状況でした。

――発熱患者が殺到していたんですね。

及川:自治体の発熱外来を紹介するコールセンターに電話すると、「○○病院はまだ空いているので電話してください」と言われるのですが、実際に電話してみると、「予約はいっぱいです」と答えられてしまうので、やはり受けられず......といった状況が1月23日から27日まで続きました。

――もはや「たらい回し」ですね。

及川:そうなんです。コールセンターと各発熱外来の話が食い違っていて......どちらもパニックになっていたんだと思います。なので、その間は熱は出ているもののコロナだという診断は受けられなかったのですが、それでも怪しいとは思っていたので、お仕事は全て延期して自主隔離していました。やっと病院に行けたのが28日。でも、そこはPCR検査が出来る病院ではありませんでした。

――何と、そこに行かざるを得なかったんですね。

及川:そうなんです。そこで聞いたのが、「医師からの紹介がないと受けられないPCR検査所」というのがあるという話で、紹介してもらえることになり、29日にPCR検査を受けました。

――やっと、ですね。

及川:その結果、2月1日の朝にその病院から電話がかかってきて、陽性の報告を受けました。すぐに関係者に連絡し、事務所の公式サイトや私のSNSで発表しました。というわけで、ここまでの展開をお聞きになってお分かりだと思いますが、とにかく全ての現場がひっ迫していました。
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