プロ野球日ハムの元選手で野球解説者の森本稀哲氏(41)が2022年2月21日放送の「ひちょりのWA!!」(STVラジオ)に出演し、日ハムの清宮幸太郎内野手(22)について言及した。
「この間、実戦いった時ボロボロだった」
日ハムは沖縄で秋季キャンプを行っており、「BIG組」(1軍)は名護、「BOSS組」(2軍)は国頭でそれぞれキャンプを張っている。森本氏は沖縄を訪れ古巣のキャンプを視察しているという。
清宮は自主トレ中の1月中旬に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、春季キャンプは「BOSS組」でスタートし、2月19日に「BIG組」に合流した。
番組では清宮に関する視聴者からの質問を吉川のりおアナウンサーが紹介し、「清宮選手、実際練習を間近で見られましたか?」と森本氏に質問を振った。
これに対して森本氏は「はい。あんまり良くないですね」と率直に述べ、清宮に関する自身の見解を示した。
「良くないのでこの時期で良かったかなと思って。実戦をそんなにやっていない中で、この間、実戦いった時ボロボロだったんですよ。だから今までやってきたことにもうちょっと方向性を変えるのか、もうちょっと方法を変えるのか、そのへんの微調整が必要ですよね」
「もっと自分で打てるような動きを探していかなくては」
そして話題が清宮の減量に移り、吉川アナから「いわゆる今回話題になったのは(体を)一気に絞った。その効果というのはまだそんなに?」と問われると、森本氏は「運動学」のワードを用いて分析した。
「野球選手で体重増やしたから体重落としたから良くなった点って何かなと思うんですけど。これは運動なので、運動学的ないいものと悪いものを見るんですよ。だから体重が増えて例えばパワーがついて打球が飛ぶかもしれないけど、飛ぶようになる体のメカニズムが何かあるはずなんですよ。だったら体重を変えずに飛ぶ方法のほうがいいと思うんですよ。トレーニングをするなりなんなりして」
さらに「今取り組んでいるヘッドを返さないという変化はあるとしても体の使い方がそんなに変わっていないので。去年の良くない感じから脱した感じではない。今後オープン戦とか入ってくるなかでもっともっと自分で打てるような動きを探していかなくては駄目ですね」と続けた。
清宮は昨年の秋季キャンプで新庄剛志監督(50)からダイエットを促され約9キロの減量に成功。年明けにソフトバンク柳田悠岐外野手(33)やロッテ安田尚憲内野手(22)らと共に佐賀県内で合同自主トレを行い、プロ5年目のスタートを切った。
新庄監督は1月11日にインスタグラムを更新し、清宮の自主トレ画像を添付し「見てもわかるようにかなり絞れてるの皆さんわかりますか!? うちの清宮くん」などのコメントを投稿した。