国民民主、予算案に異例の賛成 他党から「事実上の与党入り」指摘も...玉木代表「明確に野党」

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「明確に野党です。どこからどう見ても」

   こういった反発を受け、玉木氏の会見では「予算案に賛成するということと、野党としての立ち位置の関係」の説明を求める質問が出た。玉木氏は「予算も一つの政策だと思う」と泉氏に反論。2月11日の党大会で承認した活動方針には、

「政策の実現のために、国会対応や法案提出などにあたっては、政策本位で協力できる政党とは与野党を問わず連携」

することをうたっていることに言及し、

「我が党の方針に従って、そして適正な手続きを経て、組織として決定した、というのが昨日の結論」

だと説明した。

   別の記者からは、

「国民民主党としては今後の立ち位置として与野党どちらの立ち位置で行くのか」

という質問も出た。玉木氏は、

「ご質問の与党・野党の定義は何なんですかね? 定義を言っていただけると、それに基づいて答えることができますが...」

と「逆質問」した上で、記者が返答する前に

「我々入閣もしてませんし、現在の権力を構成していませんから、明確に野党です。どこからどう見ても」

と続けた。辞書的定義に当てはめると野党だ、という説明のようだ。

   なお、広辞苑第7版によると、「野党」は「政党政治において、現在、政権にあずかっていない政党。在野の党」で、野党の対義語としての「与党」は「政党政治において、政権を担当している政党。政府党」。与党と野党の中間の「ゆ党」という言葉は現時点では収録されていない。

   その上で玉木氏は、「政策本位で協力できる政党とは与野党を問わず連携」することをうたった活動方針に改めて言及し、

「それに従って行動して、それがどのように国民・有権者に映り、それをどのように呼ばれるかは、それはメディアの皆さん、あるいは国民の皆さんが決めること」
「どのように映るかについては国民の判断に委ねたい」

などと話した。

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