ドーピング問題ワリエワ「全ての人に感謝」46万いいねも...ネット複雑 「言わされてる感すごい」

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   北京冬季五輪フィギュアスケート・ロシア五輪委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(15)が2022年2月21日にインスタグラムを更新し、ファンや家族、ROCチーム関係者に向けて感謝のメッセージを送り現役続行へ意欲を見せた。

  • ワリエワ選手(写真:AFP/アフロ)
    ワリエワ選手(写真:AFP/アフロ)
  • カミラ・ワリエワ選手のインスタグラム(@kamilavalieva26)より
    カミラ・ワリエワ選手のインスタグラム(@kamilavalieva26)より
  • ワリエワ選手(写真:AFP/アフロ)
  • カミラ・ワリエワ選手のインスタグラム(@kamilavalieva26)より

「あなたのためにスケートをします」

   ワリエワは21日、五輪後初めてインスタグラムにコメントを投稿。試合会場でコーチ陣らと記念撮影した写真などを添付し、「アスリート人生において最も重要なイベントに導いてくれたコーチに感謝したいと思います」などとロシア語で投稿した。

   その後、再びインスタグラムにロシア語と英語でそれぞれ感謝のメッセージを投稿し、現役続行へ意欲を見せた。そして末尾にロシア語、英語、日本語、中国語で「ありがとう」とハッシュタグを付けた。

   ワリエワは「この困難な時期に私と一緒にいたすべての人に感謝したいと思います」と改めてファン、家族、ROC関係者らに感謝の意を表し、「私はいつもこのことを覚えています。あなたに感謝し、あなたのためにスケートをします」と決意を表明した。

   ドーピング騒動に揺れたワリエワの投稿は世界的に注目され、2つの投稿に対して22日の11時時点でそれぞれ46万を超える「いいね」が付いている。

「コーチなどに感謝の笑顔?本音はそうなのか?」

   ワリエワは21年12月のロシア選手権でドーピング違反が発覚したものの、スポーツ仲裁裁判所(CAS)から北京五輪の出場が認められ、団体とシングルに出場。団体ではチームの金メダルに大きく貢献し、シングルは4位に終わった。

   ワリエワのドーピング問題は他国の選手にも影響を及ばした。フィギュア団体ではROCが金メダル、米国が銀メダル、日本が銅メダルの結果だったが、ドーピング問題が表面化したことでメダルセレモニーが急きょ中止となった。

   このような背景もあり、ツイッターでは今回のワリエワのインスタ投稿について複雑な心境を吐露するファンも見られた。

   ツイッターでは「アメリカと日本の選手がどれだけ悲しい思いをしているか気付いてほしい」などの他に、「言わされてる感すごくてまた可哀想になった」「コーチなどに感謝の笑顔?本音はそうなのか?」「これもう『投稿させられてる』ようにしか見えない」などの同情的なコメントが寄せられた。

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