2022年2月21日に放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、俳優の本郷奏多さん(31)演じる五十嵐文四郎が無事だったことに、視聴者から安堵の声が上がっている。
何事もなかったかのようにムクリと起き上がってスタジオに入った五十嵐
番組冒頭、条映太秦映画村にアルバイトとして勤務する3代目ヒロインの大月ひなた(川栄李奈さん=26)の目の前で、時代劇の衣装のまま突如として「ぶっ倒れた」五十嵐。あたふたしつつ駆け寄ったひなたから大声をかけられてもピクリともしなかったが、控室に入って来た撮影所のスタッフから声をかけられると、何事もなかったかのようにムクリと起き上がってスタジオに入った。
そして、その日の撮影で五十嵐が挑んだのは......「死体役」だった。そう、五十嵐はひなたの目の前で死体役の予行演習を行っていたのだ。
こうした展開に、ツイッター上には「五十嵐、アレ死体役の練習やったんか。いろいろ想像して楽しかったけど、めっちゃ納得やった」など、安堵する声が続々と上がる事態に。
というのも、前回となる18日の放送のラストでは、今回の冒頭の場面につながる形で、五十嵐がひなたの目の前で、突如としてソファーから崩れ落ちて意識を失ったかのように見えるシーンが放送されていたからだ。
前回のこのシーンに対しては、「五十嵐は極度の空腹なのね。お金無いから回転焼きも一つしか買えない、だから買うときはできあがったばかりのものが食べたいのね」といった、空腹が原因で倒れたのではないかと指摘する声や、はたまた、何らかの病気を疑う声も上がっていたが、21日の放送で正解が示された形だ。
「あったかくて、甘いあんこの味が広がって、生き返った気がした」
なお、この日は五十嵐が回転焼き屋の常連になった理由も明かされた。カットは変わってひなたが帰宅して店先で両親と談笑していると、五十嵐が回転焼きを買いに現れた。ひなたが「稽古やったんや。ただ、寝転がったんやなくて。ごめん。何も知らんと」と、騒ぎすぎたことを謝罪した。
すると、五十嵐は普段から死体役をこなしてきたこと、そして、真冬に水死体役を務めた経験があることも吐露しつつ、その撮影が終わった日に大月家の回転焼きに出会ったことを明かしつつ、
「あったかくて、甘いあんこの味が広がって、生き返った気がした。もう少し頑張ろうと思った。それからだ。やめようと思う時、気合を入れたいと思う時、ここの回転焼きが食べたくなる」
と、芯まで冷え切った体を温めてくれたことをきっかけに常連になったことを明かしたのだった。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)