原辰徳→新庄剛志「50分生助言」の目的は 異例交流に見た「2人の共通点」

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   2022年2月15日に沖縄・那覇で行われた巨人と日本ハムの練習試合の開始前、球界を代表する指揮官とビッグボスのコラボが実現した。

   巨人の試合前練習中、打撃ケージ後方にいた巨人・原辰徳監督に、日本ハム・新庄剛志監督が駆け寄って挨拶した。その様子を巨人の公式YouTube動画で確認すると、原監督は「ウェルカム。できる事なら何でもやるから」と、ビッグボスへの全面協力を約束した。

  • 新庄剛志監督(写真:アフロ)
    新庄剛志監督(写真:アフロ)
  • 新庄剛志監督のインスタグラム(@shinjo.freedom)より
    新庄剛志監督のインスタグラム(@shinjo.freedom)より
  • 新庄剛志監督(写真:アフロ)
  • 新庄剛志監督のインスタグラム(@shinjo.freedom)より

「目指している方向性は一緒だと思います」

   新庄監督が「何も知らないですけど」と教えを請うと、「正義があるから。義があるから。思い切ってやれ」と助言。新庄監督がプロデュースした香水をプレゼントすると、「これをつけて君を思い出すよ」とゲージ裏の「原タワー」に招き入れた。

   2人の指揮官は身ぶり手ぶりも交えながら約50分間、野球談議に花を咲かせた。この様子は、スポーツ紙などのメディアに大きく取り上げられた。

「新庄監督が日本ハムを盛り上げて球界を活性化させることを考えているように、原監督も巨人だけでなく球界全体のことを考えて発信し続けている。過去にセリーグに指名打者制度の導入を提言したのもその一つです。
どうすればプロ野球界が盛り上がるか常に考えている。新庄監督とアプローチの仕方は違いますが、目指している方向性は一緒だと思います」(スポーツ紙記者)

原監督は新庄BBにシンパシー?

   新庄監督は現役時代と同様、監督就任以降もプロ野球の既成概念にとらわれない型破りな言動と行動で話題を呼んでいるが、原監督も「変革の人」だ。

   トレードを期限、支配下選手70人枠の撤廃を訴え、FAによる人的補償制度の撤廃もメディアを通じて発信するなど、次々に球界改革案を提言している。

「原監督は新庄監督のような『球界の常識』に縛られない人間にシンパシーを感じているのではないでしょうか。
まだまだ球界は旧態依然の体質で変化を嫌がる傾向がある。プロ野球人気に陰りが見えている中で、原監督や新庄監督のような『改革派』の人間がもっと増えれば球界全体が活性化する。原監督の激励に新庄監督も勇気をもらったでしょう」(スポーツ紙デスク)

   巨人、日本ハムの今季の戦いぶりが楽しみだ。

(中町顕吾)

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