「お客様が楽しく『かわいい』と思っていただける車両を目指しました」
今回話題となった列車は、銚子電鉄と岩下食品(栃木市)がコラボした「ピンクニュージンジャー号」。21年3月27日から走っている。22年1月25日から2月2日までの間は故障により一時走行不能となってしまっていたが、鉄道関連の他社の協力を得て、運転を再開した。
装飾は銚子市在住のバルーンアーティスト・吉井小也香さんが手がけており、250個の風船を用いたという。車内に飾られているぬいぐるみは「岩下の新生姜」の公式キャラクターである、「イワシカ」と「岩下の新生姜アルパカ」だ。
取材に応じた銚子電鉄の柏木亮常務取締役によれば、今回のコラボは岩下食品の岩下和了代表取締役社長と銚子電鉄の竹本勝紀代表取締役が同じ大学出身で、意気投合したことから決まったそうだ。二人ともエンタメなどで地元を盛り上げたいという気持ちが強いという。
電車のテーマや工夫した点についてはこう述べる。
「岩下の新生姜をモチーフにした『ピンクニュージンジャー号』は、岩下さんが大好きなピンクを大事にしながら、お客様が楽しく『かわいい』と思っていただける車両を目指しました」