ANA次期社長、ピーチとの深い連携「あり得ます」 「選択肢」拡大で黒字化達成なるか

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ANAとピーチの深い連携は「あり得ますね」

   ANAとピーチが今よりも深い連携をする可能性について問われた井上氏は「あり得ますね」。両社のすみ分けについては次のように話し、ANAグループ内で選択肢を用意することを重要視している。

「やはり顧客視点で考えることが大事だと思う。欧米を見ていると、LCC、(従来型の)フルサービス系というのは、お客様にとっては選択肢。これまでフルサービスしかなかったところに、LCCが入ってきた。中には中間のハイブリッドみたいな、ジェットブルー(編注:米国が拠点のジェットブルー航空。LCCの中では高級志向で知られる)みたいなのが出てくるが、あれも多分選択肢」

   その「選択肢」の内容は、顧客のニーズを探りながら整備を進めていきたい考えだ。

「例えばロング(長距離フライト)だったら『やっぱりシートはゆったりしたい』というニーズがあるし、短ければ『別にいいよ』というニーズがあるかもしれない。そういったところをまめに調査しながらサービスに仕立てていくということだと思う」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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