大手コンビニチェーン「セブン‐イレブン」のソフトドリンクコーナーで、あたたかいミネラルウォーターが販売されていると、ツイッターで大きな注目が集まっている。
いったいどんな狙いがあるのか。J-CASTニュースは2022年2月18日、セブン&アイ・ホールディングスに取材した。
「お客様のご要望にお応えして!温かい天然水」
セブン‐イレブンは15日、東京23区内の一部店舗で「谷川岳の天然水 ホット用」を試験的に発売した。280ミリリットル入りのペットボトルで、価格は税込み98円。本社ビルに併設された、セブン-イレブン千代田二番町店のポップでは、次のように紹介されている。
「お客様のご要望にお応えして!温かい天然水
温められるペットボトルの天然水!飲みやすい軟水です」
SNSでは、薬を飲むときや乳児のミルクを作るときに役に立つのではないかといった声が上がっている。一般的に粉ミルクの調乳には煮沸後冷ました70度以上のお湯が必要とされている。
商品を紹介するツイートの中には、1万7000件以上のリツイートや8万9000件超の「いいね」が寄せられたものもあり、「助かる!」「ずっと売って欲しかった」といった好意的な声が寄せられている。
温度は60度以下
取材に対し、セブン&アイ・ホールディングスの広報センターは、「商品化を望むお客様の声を受けてテスト販売に至りました」として、主に女性や高齢者をターゲットとして発売したと説明する。
同社の専用設備で加温し販売する商品で、温度は60度以下に設定されている。乳児用のミルク作りに使えるのではないかという声に対しては、次のような見解を示す。
「本商品にはカルシウム・マグネシウム等のミネラル成分が僅かに含まれております。 お子様のお体に関わることですので、かかりつけのお医者様にご相談いただく事をおすすめします」
今後の販売については状況を確認したうえで判断していくと述べた。
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)