「状況が悪化する局面で情報発信しなかったのは問題だったのでは」
こういった状況を念頭に、記者会見では
「第6波は感染者数や1日の死者数で過去にない大きな流行となった。状況が悪化する局面で情報発信しなかったのは問題だったのではないか」
などと対応を非難する質問が出た。
岸田氏は、
「私も今週に入って、昨日も一昨日もぶら下がり会見という形で発信をさせていただき、そして、長い日には30分近くにもわたって様々な質問を受けさせていただいてきた。政権が発足してから数えると、ぶら下がり会見は60回以上に及んでいると思う」
として、ぶら下がり会見の回数が多いことを強調。正式な形での記者会見を求める声には
「会見の形は違うのかもしれないが、様々な形を通じて発信を続けるということは大事であると思い、そうした努力を続けているところだ。発信の形についてはいろいろな御意見もあるようなので、そういった意見もしっかり承りながら、適切な発信の状況については考えていきたい」
と応じた。会見時間は前回が1時間10分43秒、今回が1時間4分52秒だった。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)