ドーピング問題に揺れたカミラ・ワリエワ選手(15、ROC)が4位に終わった北京五輪・フィギュアスケート女子シングル。まさかの結末に実況席が静まり返る中、テレビ朝日の中継に登場したプロスケーターの織田信成さんは日本選手の健闘に大粒の涙を見せた。
「号泣キャラ」で知られる織田さんのいつも通りの姿に、ネット上では「救われた」「平常運転で安心する」などの声が聞かれた。
小島瑠璃子「織田さん癒し」
ドーピング問題を受け出場の是非が問われるも、2022年2月15日のショートプログラム終了時点で首位に立っていたワリエワ選手。しかし、17日のフリースケーティングでは4回転ジャンプで転倒するなどミスが相次ぎ、最終順位は4位に終わった。
これにより、1位アンナ・シェルバコワ選手、2位アレクサンドラ・トゥルソワ選手(いずれもROC)、3位は日本の坂本花織選手という結果に。滑走後には、キスアンドクライで慟哭するワリエワ選手の姿が映し出された。
浅田真央さんの10年バンクーバー五輪銀メダル以来、女子シングル日本代表12年ぶりのメダル獲得となる快挙を坂本選手が成し遂げたものの、最終滑走者だったワリエワ選手のまさかの結末に実況のフジテレビ・中村光宏アナウンサー、試合解説者の鈴木明子さんも言葉少なだった。そうした中、テレビ朝日の中継ではスタンドにいた寺川俊平アナと織田さんに映像がスイッチ。そこには「本当に...出し切ってくれたと思います...」と坂本選手の銅メダル獲得に号泣する織田さんの姿があった。
その後も坂本選手、5位入賞の樋口新葉選手の演技を泣きながら振り返っていた織田さん。あまりの泣きぶりに、松岡修造さんから「織田さんごめんなさい、泣いてる中そばにいられずにごめんね」と慰められるシーンもあった。
いつも通りの姿を見せた織田さんに、ツイッター上では「号泣で救われた」「平常運転で安心する」「重い空気を吹っ飛ばしてくれた」「織田君のいつもの涙がなければ見ていられなかったと思う」などの声が。タレントの小島瑠璃子さんも「織田さん癒し」とつぶやいていた。