柳川市「公開前に確認したが、チェックできていなかった」
この画像を見る限りでは、組み立て式であることや中国製の部品があることは表示されていない。
その理由について、柳川市の財政課は2月17日、取材にこう説明した。
「さとふるの場合は、事業者が直接投稿しており、組み立て式であるという文言が漏れていました。市でも、公開するときに内容を確認しましたが、チェックできていませんでした。市にも非があったと考えています。天板以外は、中国の部品を使っていました。アメリカからの輸入木材を天板に使っていることは書いてありましたが、部品が中国製とは書いていませんでした」
楽天など他の納税サイトでは、市が投稿しているため組み立て式だと明記されていたとした。市では、今後もこの机を返礼品として扱うとし、17日中に、さとふるで組み立て式であると投稿を修正し、さとふるも含めた全サイトで部品が中国製であることを明記すると明かした。
中国製を使った机について、財政課では、「市内の事業者が天板の加工や塗装を手がけており、総務省の基準は満たしています。地場産品だと考えています」と説明した。今回の件で福岡県に事情を聴かれ、県にこのことを伝えたともした。
市には、16日に投稿者から電話があり、その日のうちに謝罪して、机を返送してもらったという。新たに製作した机を工場で組み立てたうえで2月末ごろまでには投稿者に届けたいとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)