2022年2月16日に公開された「日清のどん兵衛」のCM「さよなら、どんぎつね篇」に対し、視聴者から「どんぎつねCM終わるの?」といった声が上がっている。
「また若えもんが化かされとる」
CMにはこれまで通り、俳優の星野源さん(41)と「どんぎつね」役の吉岡里帆さん(29)が出演。いつも通りどん兵衛を食べる星野さんと、それを見つめる吉岡さんだったが、部屋の中で突如、雪が舞い始めたと思いきや、2人がいる部屋の壁が突如として展開図のように倒れると、そこには一面の雪景色が広がった。
すると、どんぎつねは着物を残して狐の姿に戻り、星野さんの元を離れて雪原へ。「その日から男は、ずーっとどん兵衛を食べ続け、どんぎつねの帰りを待ったとさ」というナレーションが流れると、その様子を見ていた老夫婦が「また若えもんが化かされとる」「キツネか?」「いんや、マーケティングだ」と会話するという展開だ。
「どんぎつねがいなくなる」という要素に加え、CMのタイトルが「さよなら、どんぎつね篇」ということもあり、これを見た視聴者からは「終わる終わる詐欺であって欲しい」といった声が続々とツイッターに上がる事態となったのだ。
どんぎつねシリーズが終わるか否かについての明確なメッセージはCM中には出てこない。
「大変申し訳ございませんが...」
日清食品ホールディングスの広報担当者は17日、J-CASTニュースの取材に、どんぎつねシリーズの行方について「大変申し訳ございませんが、今後のCM展開については、お答えすることができません」と回答した。
なお、今回のCMについて公式サイトでは「真冬の大雪原を撮影するため、北海道の旭川まで足を運びました。気温はマイナス15度!!非常に過酷なロケでした」と紹介している。
CMに出演する星野さん、吉岡さん、大久保鷹さん(78)、白石加代子さん(80)の4人は「昨今の感染拡大の状況も鑑みて、万全の対策が取れる方法で撮影を行いました」として、「それぞれ都内のスタジオで撮影しました」と明かした。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)