予備校「武田塾」の運営会社社長・林尚弘氏が2022年2月15日、違法賭博に関与していたとして辞意を表明した。
林氏は「受験生の大事な時期にこのような騒ぎを起こしてしまったこと、大変申し訳なく思っています」とコメントしている。一方、会社側は「投稿内容について現在事実確認中です」としている。
「違法行為をしてしまったこと、大変申し訳ございませんでした」
武田塾は「日本初!授業をしない」のキャッチコピーを掲げ、「A.ver」(東京都文京区)が2006年に設立。全国で400校舎以上を展開し、フランチャイズ方式で急成長している。
A.ver創業者で武田塾塾長の林氏は2月15日、賭けポーカーに参加していたとの情報が広まっているとして、ツイッターで「違法行為をしてしまったこと、大変申し訳ございませんでした」と事実を認めた。
脱税疑惑も浮上しているというが、「自信をもって潔白です。この点に関しては明日税務調査が入ってもきちんと説明できます」と否定する。
違法賭博については「教育事業を行う者として、受験生の大事な時期にこのような騒ぎを起こしてしまったこと、大変申し訳なく思っています」と重ねて謝罪し、塾長と社長を辞任する決断をしたと明かした。
A.verも同日にコメントを発表し、「林尚弘に関する内容が投稿され、大変お騒がせしており誠に申し訳ございません」と謝罪。「投稿内容について現在事実確認中です。内容を確認次第改めてお伝えいたします」としている。
A.verのコメント全文
A.verのコメント全文は次の通り。
「平素は、格別のご高配を賜り、お礼を申し上げます。この度、2022年2月14日にSNSにて当社代表取締役社長 林尚弘に関する内容が投稿され、大変お騒がせしており誠に申し訳ございません。
当社は、投稿内容について現在事実確認中です。内容を確認次第改めてお伝えいたします。
武田塾の生徒・保護者の皆様、フランチャイズ加盟校を始めとする関係者の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしたことにつきまして心よりお詫び申し上げます。
また、受験合格を支援する教育事業を展開する企業として、皆様のご期待に反する内容でお騒がせしてしまったことにつきましても、重ねて深くお詫び申し上げます。
この度は誠に申し訳ございませんでした。