ワリエワ出場で「五輪精神は死んだ」 ドーピング裁定問題、平昌金メダリストが猛批判「スポーツ界の恥晒し」

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   ドーピング違反が明らかになったカミラ・ワリエワ選手(15=ROC)が、北京五輪のフィギュア女子シングルに出場することが認められた裁定をめぐり、平昌五輪メダリストのメーガン・デュハメル氏(カナダ)がツイッターで憤りを露わにしている。

   デュハメル氏は2018年平昌五輪のペアで銅メダルを獲得、団体で金メダルを獲得している。

  • カミラ・ワリエワ選手(写真:AFP/アフロ)
    カミラ・ワリエワ選手(写真:AFP/アフロ)
  • メーガン・デュハメル氏。平昌五輪での演技(写真:AFP/アフロ)
    メーガン・デュハメル氏。平昌五輪での演技(写真:AFP/アフロ)
  • カミラ・ワリエワ選手(写真:AFP/アフロ)
  • メーガン・デュハメル氏。平昌五輪での演技(写真:AFP/アフロ)

「The day the Olympic spirit died.(オリンピック精神が死んだ日)」

   昨年12月に行われた薬物検査で、禁止薬物の陽性反応が出たワリエワ選手。検査結果が明らかになったのは、北京五輪開幕後の2022年2月8日だった。

   15日に始まる女子シングルへの出場について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は14日、出場停止を求める国際オリンピック委員会(IOC)などの訴えを退け、ワリエワ選手の個人戦出場を認める決定を行った。

   CASは発表で、ワリエワ選手が世界反ドーピング機関での「要保護者」にあたる16歳未満であることなどを考慮して決定した、としている。

   デュハメル氏は、CASの決定に対し反発。14日から15日にかけて、ツイッターで「The day the Olympic spirit died.(オリンピック精神が死んだ日)」などと強い表現で憤りをあらわにした。

「今さら女性の種目を真面目にやる人がいるわけがない。違法薬物やその乱用は問題ないと言われたばかりなのに。それが今のこのスポーツなら、私は関わりたくない。2022年2月14日。オリンピック精神が死んだ日」

   さらに、フィギュアのイタリア代表にも選ばれたカロリーナ・コストナー選手が過去に受けた出場停止処分を引き合いに、今回の決定について持論を展開した。

   コストナー選手は、2012年当時恋人だった北京五輪50キロ競歩の金メダリストのアレックス・シュバーツァー選手のドーピング検査の回避に協力したとして、2014年に出場停止処分を受けていた。

「カロリーナ・コストナーが追放されたのは、彼女のボーイフレンドが陽性と判定されたため、協会によって有罪にされたからであることを記しておいてもよいでしょう。彼らはカロリーナが何も知らなかったとは考えなかった。彼女はそのために出場停止になったのです)」
「オリンピックの2か月前に違法薬物の陽性反応が出て、それでも出場を許された例をご存知の方はいらっしゃいますか?過去にこんなことがあったでしょうか? 」
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