北京五輪のスノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢選手へのインタビューで、嵐の櫻井翔さんが興奮するひと幕があった。
「『ブルーハーブ』っていう人の曲が好きで」「僕も大好きです」
櫻井さんは2022年2月11日放送の報道番組「news zero」(日本テレビ系)で、平野選手にインタビューした。
平野選手は大技「トリプルコーク1440」を五輪史上初めて成功。2回目も成功してはいたものの91.75点と点数は伸びず暫定2位。3回目で高さ・着地ともに文句なしの演技を見せつけ、96.00点で見事金メダルに輝いた。
櫻井さんは、判定に不服を感じてもおかしくない状況で音楽を聴いて集中していた平野選手の様子について、
「イヤホンを触ってる様子が気になりましたけれども、特に3本目のランの前とか、どういった音楽を聞いてらっしゃったんですか?」
と質問。平野選手は、
「3本目は、ヒップホップを聴いてて、今回は」
と回答した。
櫻井さんが「どなたですか?」と突っ込むと、平野選手は、
「自分結構『ブルーハーブ』っていう人の曲が好きで」
と、1997年結成の北海道・札幌を拠点に活動する3人組ヒップホップグループ「THA BLUE HERB」の曲を聴いていたとした。
櫻井さんは笑顔を浮かべて何度も頷き「僕も大好きです」と相槌を打った。櫻井さんは嵐でラップを担当し、自ら作詞などを手掛けることもあるヒップホップ愛好者として知られる。
「練習(の時)とか、部屋にいる時から、結構音楽聴いてるんですけど、本番も。重たい、入り込むような音楽っていうのが好みで。今回はそれで行こうと」
と語る平野選手に、何度も頷き同意していた。
「音楽のセンスが重なった時の嬉しい瞬間がよく表れている」
SNS上では、それまでインタビュアーとして冷静な質問を投げかけていた櫻井さんが前のめりになって頷いた様子に注目が集まっている。平野選手が聴いていた曲を知りたいとするコメントも目立つ。
「ワカッテンナーって顔してますね笑」 「翔さん嬉しそうだな~。ガチ勢の仲間が見つかった顔してる」
「最高。平野くんもヘッズだったのか。親近感。ラッパーのショウサクライさんが聞き手なのも最高」
「音楽のセンスが重なった時の嬉しい瞬間がよく表れている」
「勝負の3回目、ブルーハーブのなにを聞いていたのか気になります」
THA BLUE HERBの公式ツイッターは12日「金メダル 凄えな おめでとうございます 土壇場一発逆転のイントロ ありがたい事です」と、見事逆転を決めた平野選手にあてたとみられる祝福のメッセージを贈っている。