JR四国「直接、住民から苦情が入ったことは最近ない」
この場所は、JR四国の多度津工場そばにある踏切で、ツイッター上で「多度津工場」と検索すると、この踏切から鉄道ファンが撮ったとみられる電車の写真がいくつも出てくる。ファンがたくさん集まったとの報告も、いくつかあった。
撮影に集まったファンらの一部に対し、マナーが悪いなどとして住民からクレームが入ることもあるのだろうか。
この点について、JR四国の広報室は2月10日、J-CASTニュースの取材にこう答えた。
「最近については、工場に直接、住民から苦情が入ったことはないと聞いています。トラブルがあったという話も聞いていません」
この場所は、JRの本線ではなく工場線が通っているとし、車両の修理や検査のために、多くても1日に数本通る程度だという。まったく通らない日もあり、踏切は、警報機や遮断機のない第4種になっている。
「電車の試運転などの内容によっては、工場の社員が踏切に立ち、電車の速度が速いときは、危ない行為を見つければ、注意しています。鉄道ファンの方は、観光列車や新車などターゲットとなる珍しい電車が通るときに来ますが、月に1、2回程度です。こちらでは案内していませんので、ファンのネットワークや雑誌などの情報から来られているのではないかと思います」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)