静岡市の温泉施設「natural hot spring & hotel 松之湯」が2022年3月をもって閉館する。2月10日に施設を経営する時之栖(静岡県御殿場市)が発表した。
閉館を受けてネット上では「ビックリと同時に本当に残念...」などと惜しむ声が広がっている。
理由は「感染拡大の影響と施設老朽化」
「日本最大級の木造建築湯殿」を謳う同施設は2004年に開館した。当時の名称は「天神の湯」。19年のリニューアルに伴って「松之湯」となる。
温泉では大浴場や露天風呂、「死海の塩の湯」や「炭酸泉」などの湯めぐりが楽しめる。館内には宴会場や、宿泊施設としてカプセルホテルや個室のツインルームを備える。
サウナにも力を注ぎ、「テントサウナ」「備長炭スチーム低温サウナ」「黄土サウナ」といった数種類を展開している。熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させる「ロウリュ」も扱う。
22年3月31日21時の営業をもって17年の歴史に幕を閉じる。閉館は2月10日に「松之湯」公式ツイッターでも伝えられた。発表では経緯について、
「皆様のご愛顧をいただいて今日まで営業を続けてまいりましたが、令和2年の3月からの新型コロナウイルス感染拡大の影響と施設老朽化による問題発生により、施設運営の継続は困難との判断をいたしました」
と説明している。利用者に向けて「長年のご愛顧心より御礼申し上げます」と感謝を伝えた。
閉館を受けてツイッターでは利用者らから、「こんないい施設が無くなるなんて...」「全静岡のサウナ好きが泣く案件」「ビックリと同時に本当に残念...」などの反応があがっている。