国民民主と市民連合の冷え切った関係 「野党側に引き戻す」発言に玉木氏「彼らがもう少し真ん中に...」

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「多くの国民はそんなことは求めてないと思うんですよ」

   玉木氏は2月9日の記者会見で、今後の市民連合や立憲との関係について問われ、

「これだけ厳しい安全保障環境のもとで自衛隊が違憲だとか日米安保を破棄すべきだとか言っている勢力とは組めませんし...」

と応じた。21年秋の市民連合の政策合意では自衛隊の違憲や日米安保破棄を主張しておらず、共産を念頭に置いた発言だとみられる。その上で次のように述べ、市民連合の主張は「特定の人たち」にしか受け入れられないとの見方を示した。

「多くの国民はそんなことは求めてないと思うんですよ。で、私はね、もっと民意に謙虚に向き合うということをしないと、特定の人たちだけを満足させるような政治勢力とか団体というのは、我々自戒も込めて申し上げますが、国民から見放されると思うんです」

   市民連合の方針については、「一線を画するということを昨年決断しており、そこは変わらない」とも。国民民主を「野党側に引き戻す」という発言には、市民連合の側こそ軌道修正が必要だと主張。それがなければ衆院選同様に立憲や共産が議席を減らす可能性を指摘した。

「彼らがもう少し真ん中に、というか民意に近い方に戻ってこないと国民の皆さんの広範な支持を得ることができないし、結局先の衆院選の、ある種の民意が示された結果を踏まえていないことを続けることになってしまうのでは」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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