マスク拒否で強制降機&1時間遅延 呉市議が警察沙汰の搭乗トラブル...議会「何らかの対応せねば」

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呉市議会「個人の活動であり、議会の活動ではありません」

   それによると、2人は、AIRDO機内などでマスクが体に有害などと不要論を主張したといい、降機した後は、釧路署で2時間ほど事情聴取されたとした。その際に、検温などを拒否したともいう。搭乗を拒否されたのは、移動の自由に反する憲法違反だと自説を述べている。

   行きの便については、2月4日に羽田発北海道・中標津行きを5人で利用したといい、真偽は分からないが、マスクをしていないのは健康上の理由かと保安検査場で聞かれ、あいまいな答えをすると搭乗できたという。中標津行きは、AIRDOにはなく、他社の便を使ったとみられる。

   谷本氏は、SNSや市議会の一般質問などで、新型コロナウイルスをめぐり反マスク、反ワクチンなどの立場から自説を展開していた。自然共生党と称し、議会では1人会派で活動している。

   講演などでも自説を訴えており、2月5日に釧路市内で講演し、翌6日に呉市に帰る途中でマスクトラブルを起こした。

   呉市議会の議会総務課長は8日、取材に対し、トラブルへの対応についてこう答えた。

「まだお話しできる状況ではありませんが、大きく報道されてもいますので、何らかの対応をしなければと考えています。議長を中心に動いており、まず本人に事情を聴くなどすることになるでしょう」

   議会内ではマスクを着用することを議会運営委員会で取り決めており、谷本氏もこれを守ってマスクをしているとした。ワクチンを接種しているかは、分からないという。

   北海道へ講演に出向いたことについては、こう説明した。

「あくまでも個人の活動であり、議会の活動ではありません。コロナ禍の中で、視察などに政務活動費を使うことを一時ストップしています。今回は、視察ではなく、交通費は、個人のお金から出したと考えています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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