マスク拒否で強制降機&1時間遅延 呉市議が警察沙汰の搭乗トラブル...議会「何らかの対応せねば」

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   広島県呉市議会の谷本誠一議員(65)らがマスク着用を拒否してAIRDO機から降機させられていたことが分かり、議会が本人の事情聴取などの対応へ動き出した。

   谷本氏は、反ジャーナリストとして様々な著作を出している高橋清隆氏とともに、2人で行動したとSNSで明かしており、着用を強制するのは人権侵害で移動の自由に反する憲法違反だ、などと主張している。一体どんな状況だったのか、AIRDO側にも話を聞いた。

  • 一般質問でも、反ワクチンの自説を主張(2021年12月9日の呉市議会インターネット中継から)
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「マスク着用は、強制できないはずですよね」と主張

   AIRDOの広報担当者にJ-CASTニュースが2022年2月8日に聞いたところでは、6日9時50分発の北海道・釧路発東京・羽田行きAIRDO機に、男性2人が乗ろうとしてトラブルが起きた。同社では、個人情報のため2人の名前を伝えられないとしているが、谷本氏のフェイスブックなどによると、この2人が自身と高橋氏とみられる。

   2人ともマスクを着用していなかったため、客室乗務員が離陸する前の機内で2人に着用を求めたが、拒否された。健康上の理由を聞いても言わず、「マスク着用は、強制できないはずですよね」と主張していたという。

   このため、同社では、「他の客に不快感や迷惑を及ぼす恐れ、また、他の客の安全や健康に危害を及ぼす恐れがある」と判断し、同社の運送約款に基づいて2人の搭乗を断った。2人が降機するときに、警察も介入したと明らかにした。搭乗料金は、規定に基づいて払い戻されるとし、実際に返金されたかは確認中だとしている。

   機内には当時、2人の他に44人の乗客がおり、定刻より1時間14分遅れて出発した。遅延損害について賠償を求めるかや、警察に被害届などを出すかについては、「事実関係を確認しているところで、現時点ではお答えできかねます」とした。

   トラブルの一部始終については、高橋氏が7日、自らのブログで報告している。

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