「倫理観とかないの!?」
しかし、藤田さんによると「(元ネタがSUSHI★BOYSだと言ったのは)1回だけなんですよ。フランスパン(のネタ)だけ言ってる」という。「夜のひと笑い」は、「風呂上がりの青いバスタオルに青い絵具を塗りたくるドッキリ」や、「カレーうどんの中身が靴紐になっているドッキリ」、「ウイダーインゼリーの中身がケチャップになっているドッキリ」など、「SUSHI★BOYS」が既に投稿している動画と酷似した企画を連発しながら、オマージュしたことへの言及はなかったというのだ。
藤田さんは、フランスパンにケータイを仕込んだドッキリ以外の動画は「自分たち(夜のひと笑い)の発想的な感じで映ってしまっている。(動画の)コメントが『才能がすごい』とか『お笑いのセンスが最高過ぎる』とかあって...」と述べ、「倫理観とかないの!?」と憤っていた。
藤田さんは「芸人の中だとネタをパクるって大罪なわけ。タブー中のタブー」と語気を強め、「俺、悲しいんだよ。たまに見るの、(動画のネタを大村さんたちが)作ったりしてるところ。すっげぇ頑張ってんじゃん。すごくひねり出したことを、いとも簡単に何もしないで...」と悔しがった。
なお「夜のひと笑い」は、ネタを借用したと思われるドッキリ動画の再生回数も、チャンネル登録者数も「SUSHI★BOYS」を上回っている。大村さんは「情けないよ。ドンと構えていたかったよ。『俺たちのほうが見られてるし、俺たちのチャンネル登録者数も上』っていう状態を作りたかったよ!」と自虐しながら嘆き、藤田さんは「こんなか弱い俺たちから拝借するなんて、もうこれはいじめだぜ?」と苦笑いしつつ訴えた。
大村さんは「これからもしやるとしたら、俺たちは全然(ネタを)使ってくれるのはいいんで、一言、動画で『SUSHI★BOYS』という言葉を発して欲しいですよね」と「夜のひと笑い」に向けてお願い。「これ言うことでスッキリした?」と聞かれた藤田さんは「スッキリした。分かってほしかったんで。ウチのチャンネルを見ている人たちには分かってほしくて」と安心した様子。大村さんは最後に「これを見たウチのチャンネルの人たちが、あちらに攻撃みたいなのはいらない」と、呼びかけることも忘れなかった。