「さすが氷上の哲学者」 北京五輪フィギュア・町田樹の文学的解説に反響「ずっと聞いていたい」

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「心地よく競技に惹き込まれる」

   その後、男子フリーで208.94の自己最高点を記録した鍵山優真選手の演技シーンを、町田さんは解説を交えて振り返った。演技の第一パートでは「ここでは立て続けに大技を跳んで、『ここに鍵山あり』と会場を支配していくパートです」とコメント。ステップシークエンスでは「欲を言えば、もう少ししなやかさが欲しいですね。もう少し音楽に感応して、滑らかさと深さ、しなやかさ。これがあれば、本当にものすごく印象深いパートになっていきます」とさらなるレベルアップに期待を寄せた。

   鍵山選手が滑り終えた時点で「もう、銅メダルは堅いのではないかと推測しています」と話していた町田さん。7日にはペア・フリーで三浦璃来・木原龍一ペアが、女子フリーで坂本花織選手がそれぞれ2位に入る滑りを見せ、日本は銅メダルを獲得した。

   知的で的確な町田さんの解説に、ツイッター上では「さすが氷上の哲学者」「国文学の先生みたい」「心地よく競技に惹き込まれる」と反響が続出。「ずっと聞いていたい」「他局でも町田さんの解説でフィギュア見たい」と今後の登場を望む声もあった。

   町田さんは8日のNHKラジオ第1の男子シングル・ショートの中継で解説を務める予定。

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