指を噛まれる危険のほか、馬にも感染症やケガの恐れ
その投稿では、社員の研修生が休日中に行った行為だとしたうえで、「エポカドーロ号、ファンの皆様、関係各所の皆様には多大なるご迷惑をおかけした」と謝罪した。牧場の指示で、研修生のアカウントを非公開にさせたという。研修生と話し合い、今後は、迷惑をかけないよう研修生を育てていきたいとした。
さらに、ツイッターを更新し、研修生が牧場に在籍している間は、SNSの使用を禁止し、業務に集中してもらうことにし、研修生も納得したと報告した。そして、「突然のご報告で甘いと言われるかもしれませんがご理解下さい」とつづっている。
研修生が訪れた牧場アロースタッドで種牡馬のマネジメントをしている会社「ジェイエス」は2月4日、J-CASTニュースの取材に担当者が経緯を説明した。
それによると、種牡馬の見学は関係者にだけ許可を出しており、研修生は1月28日、嶋田牧場の社員としてエポカドーロ号の飼育状況などを見学した。その際、研修生が1人で見て回っており、エポカドーロ号に触る行為はそのときに起きた。
ジェイエスでは、研修生が馬に触ることは考えていなかったという。種牡馬に触れば、噛み付かれるなどの危険があり、馬についても、感染症にかかったり暴れてケガをしたりする恐れがあるという。
ただ、今回のことで、馬には影響が出ていないとした。研修生は、動画投稿で批判された後、牧場に謝罪に来たとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)