オミクロン株に振り回される航空2社 業績予想に暗雲も下方修正せず

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オミクロン株感染拡大「早期に終息するという傾向が諸外国でも顕著に」

   JAL菊山氏は、

「オミクロン株の感染拡大は早期に終息するという傾向が諸外国でも顕著に出ている。そうなれば第3四半期、あるいは年末年始のように国内需要が急回復する可能性もあると考えている」 などと説明。国内線が見通しを下回る可能性は否定できないとしながらも、貨物収入やコスト削減幅が計画を上回っている部分があるとして、 「最後までターゲットを諦めることなくチャレンジしていきたいというのが、今回のメッセージ」

だと話した。

   ANA福沢氏は、第3四半期までの累計で「計画に比べると収支レベルで約300億円、計画を超過する形で着地した」と説明。オミクロン株の影響がなければその分を上方修正していたが、「第4四半期は、やはり少し厳しめに見る必要がある」として据え置きを決めた。貨物収入が上振れする可能性もあるが、それでも「今のところ通期業績の範囲内に収まっている」とした。

   オミクロン株の影響については次のように話し、3月には回復傾向に転じるとみている。

「2月あたりの需要がボトム(底)になるのかな、というようなところは、今のところ可能性として考えているところ。3月の旅客見通しについては、極端に減じているわけではない。春休み需要もあるので、ブッキング(予約数)がまだ2月ほど極端に落ちていない」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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