「パクリ騒動」炎上絵師・古塔つみが謝罪 トレース疑惑は否定「引用・オマージュ・再構築という手法」

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   人気音楽ユニット「YOASOBI」のキービジュアルなどを手がけたイラストレーターの古塔(ことう)つみさんは2022年2月3日、ツイッターを更新して、自らの作品への「トレース疑惑」について説明を行った。

   一部の作品については、「権利者の許諾を得ずに投稿・販売してしまったことは事実です」と認めて謝罪した。一方で、他者の作品をトレースしていたのではないか、という疑惑は否定した。

  • 古塔つみさんのツイッターアカウント
    古塔つみさんのツイッターアカウント
  • トレース疑惑について初めて説明
    トレース疑惑について初めて説明
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  • トレース疑惑について初めて説明

「かねてより写真素材や実際のモデルさんの写真を参考資料に制作」

   古塔さんの作品数点については、ユーチューバーのコレコレさんが2022年1月28日夜のライブ配信で、著名な写真家らの作品をトレースしたような跡があると画家の女性から指摘されたことを紹介し、ネット上で騒ぎになった。

   その後、大手雑貨メーカー「マークス」が、著作権侵害について事実関係を確認するため、古塔さんが描いた若い女性をカバーにした手帳をいったん販売停止にするなどして、騒動が拡大していた。

   古塔さんは2月3日夕、「フォロワーの皆様・作品購入の皆様・全ての関係者の皆様方へ」と題してツイッターで投稿し、騒動について初めてコメントした。

   それによると、許諾を得ずに投稿・販売した一部の作品は、「引用・オマージュ・再構築として制作した」と主張し、以下のように続けた。

「私はかねてより写真素材や実際のモデルさんの写真を参考資料に制作することが多く、この度、話題に挙げられている中には同様の手法で制作したものもございます」

   しかし、古塔さんは続けて、「写真そのものをトレースしたことはございません。模写についても盗用の意図はございません」と否定した。

クライアントワークの商品は「全てオリジナル作品です」

   ツイッターの投稿では、許諾を得なかった一部の作品については、「引き続き当事者とも協議を進めて参ります」と述べた。

   作品を利用したクライアントワークの商品は、「全てオリジナル作品です」として、「引き続き真摯に対応して参ります」と説明した。

   人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラ「ポッチャマ」を元に古塔さんがデザインしたTシャツ商品などを指しているとみられる。商品を監修した会社のポケモンは、トレースした事実はないとJ-CASTニュースの取材に説明していた。

   今回のことについて、古塔さんは、次のようにつづった。

「私の作品を愛し、大切にしてくださる方々や多くの取引先の方々にご心配をおかけしましたことを改めてお詫びするとともに、今後はこのようなことがないように猛省し、しっかりと自らを律する所存です。著作権や権利についても改めて考えて参ります」

   そして、「この度はお騒がせして大変申し訳ございませんでした。なお、今後はinstagramのみの運用にしていきます」と締め括っている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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