Adobe「配慮欠けた」一部広告を取り下げ 絶滅危惧のカワウソ出演、関連団体から抗議

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「配慮に欠けるものでありました」

   アドビ広報はJ-CASTニュースの取材に、抗議文が送付された日のうちに次の回答をしたという。

「前週の10月21日には他団体様からも同様のご指摘を受けましたので、その後すぐ内容について弊社内の関係各所と連携・協議し、2021年10月26日までには弊社のアプリ内広告とYouTube動画公開を停止いたしました。(ただし一部のアプリ内広告については11月3日までに停止完了いたしました)」
「弊社といたしましては、無論、絶滅のおそれのある野生動植物のペット利用を促進するような意図はございませんが、弊社広告が配慮に欠けるものでありましたことを深く反省し、今後このようなことが起きないよう周知徹底し細心の注意を図ってまいりたいと存じます」

   協会事務局への取材によれば、広告で登場したコツメカワウソの出自の事前確認をしていたかについても質していたが、1月29日まで待っても回答はなかったという。

   協会は対応について感謝を述べるとともに、「差し替えの対応については、カワウソだけでなく、ワシントン条約に関わるエキゾチックアニマル全体についても考えてほしいところだった。また、ユーチューバーの方には、単に可愛いではなく、アニマルウェルフェアを勉強して欲しい」とした。

   SNSでは「不特定多数に向けてコツメカワウソの"かわいさ"だけを切り取って発信するその行為が、今まさに保全を必要としている動物に与える影響について考えて頂けるようなきっかけになれば幸いです」とも呼びかけていた。

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