プロ野球・横浜ベイスターズ、日ハムで活躍した野球解説者の高木豊氏(63)が2022年1月31日に公開したユーチューブ動画で、中日・根尾昂選手(21)について言及した。
18年ドラフトで中日から1位指名を受け入団した根尾は、プロ3年目の昨季は開幕スタメンを勝ち取ったものの、72試合に出場し打率.178、1本塁打、16打点と不本意な成績に終わった。
「根尾が小園よりもまだ体が出来上がってない」
昨年の秋季キャンプでは立浪和義監督(52)が今季、根尾を外野手一本で勝負させることを明言。スポーツ紙の報道によると、春季キャンプ参加のため沖縄入りした根尾は外野でのレギュラー取りに意欲を見せたという。
高木氏は立浪新体制のもと始動する春季キャンプについて「新監督立浪になりチャンスはもらえるとは思うけど、キャンプの時からどういうアピールを開幕まで続けるかどうか。これには注目なんだけどね。それなりのものは示していかないともうだめだよね」と指摘した。
また、根尾と同学年で18年ドラフトで広島に1位指名を受けて入団した小園海斗内野手(21)と比較しながら根尾の奮起を促した。
小園はプロ3年目の昨季は113試合に出場し、打率.298、5本塁打、35打点をマーク。シーズン序盤にショートのレギュラーを奪い、中盤には3番を任されるなど首脳陣の信頼を勝ち取った。
高木氏は「(根尾は)どうしても小園とかぶる」と切り出し、「小園は同じセ・リーグのショートで昨年数字を残して結婚もした。差が付いちゃったなっていうような。根尾が小園よりもまだ体が出来上がってないというのもあるが」と率直な感想をもらした。
「打率からすると話にならない」
そして根尾の昨季の打撃成績を淡々と振り返り、「打率からすると話にならない。野手としては屈辱的というか話にならない数字だよね」とばっさり切り捨て、小園を評価する理由について言及した。
「同級生の小園が3割近い数字を残しているわけだから。広島のピッチャーよりも中日のピッチャーの方がいいっていうことを考えると、それを小園は打って3割近い数字を残そうとしてたわけだから」。
レギュラーの座を獲得しさらなる飛躍を目指す小園と、プロ4年目の今季レギュラー取りを目指す根尾。2人の現在地にまだ開きはあるものの、高木氏は立浪監督が就任した今季が根尾にとって大きなチャンスだと指摘する。
「チャンスは新監督の1年目にたくさん落ちてるから。監督が変わった1年目というのは多くのチャンスが多くの選手に与えられる。そこをしっかり確実につかんでほしいなと思う」とエールを送った。
プロ野球の春季キャンプは2月1日に各地で一斉にスタートした。
????#根尾昂 グランドスラム????
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 4, 2021
やっぱり持ってるこの男????
うれしいプロ初本塁打が満塁ホームラン???
?#プロ野球(2021/5/4)
??中日×DeNA
??#DAZN ?? https://t.co/zQWrQdDX9L#dragons #中日ドラゴンズ #NPB pic.twitter.com/JrbCxoTY58