阪神・矢野監督の「後任本命」とは? OB持論も「金本知憲氏の二の舞」懸念...「誰か挟まなきゃ」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

「あそこで1年2年掛布さんでも挟んでおけば」

   鳥谷氏を本命に挙げるも、中西氏が懸念しているのは、矢野監督の前任の金本知憲氏の事例だ。コーチ経験なく2015年オフに阪神監督に就任するも3年目の2018年に最下位に転落。この責任を取って辞任し、2軍監督の矢野氏が後任となった。ゆえに

「カネが失敗したの、あれは大きなフロントのミスよ。カネの失敗じゃなくて。あそこに1年2年掛布さんでも挟んでおけば、カネが2軍監督やってその後に(1軍監督に)入ってくればあんな辞め方じゃなかったと思うし」
「即トリにしちゃうとカネの二の舞になる危険性があるから」

と有力な幹部候補の鳥谷氏に金本氏の失敗を繰り返させてはならないと再三繰り返した。

   ゆえに「誰か挟まなきゃいけないでしょ。最低でも2年間」と鳥谷氏の前の中継ぎ候補として、元監督の岡田彰布氏の名前を挙げる。「岡田監督と鳥谷は人間関係としては非常に強いラインだからね」と鳥谷氏入団時の監督で同じ早稲田大出身の岡田氏との縁を根拠とした。

   もう1人の監督候補は平田勝男現2軍監督。「トリを2軍監督において、平田をつなぎで1軍監督で2年」と中西氏は話すものの、

「本当は矢野が優勝して、球団に留められて2年間頑張ってトリに2軍監督を経験させて、2025年からトリにバトンを渡しますというのが一番いいんでしょうけどね」

とも論じ、鳥谷氏には1軍監督就任の前に現場経験を積む必要があると一貫して話していた。

1 2
姉妹サイト