ユーチューバーでプロレスラーのシバター(36)が2022年1月24日に公開したユーチューブ動画で、プロボクシングの元世界王者に噛みついた。
動画は「ボクシングの元チャンピオン達に色々言われた件」とのタイトルで公開され、元世界2階級制覇・畑山隆則氏(46)、元WBA世界ミドル級王者・竹原慎二氏(50)、元WBA世界ライトフライ級王者・渡嘉敷勝男氏(60)を名指しで批判した。
畑山氏「(シバターは)格闘技に水を差すことをしている」
シバターは動画の冒頭で「今日は怒ってますよ。プンプンです」と切り出し、3人が出演し1月23日に公開されたユーチューブ動画の内容に反論した。
3人が出演した動画は「シバター八百長疑惑をぶった斬り!」などのタイトルで、昨年大みそかに開催された格闘技イベント「RIZIN.33」で行われたシバター対久保優太戦に関してそれぞれが見解を示した。
畑山氏はシバターについて「何にしてもこういう半端格闘家みたいな子がですよ、こういう格闘技に水を差すことをしているわけじゃないですか」と指摘し、「こんなことがまかり通れば格闘技の信用失われますから」と不快感をあらわにした。
また、21年7月31日に公開した自身のユーチューブチャンネルでシバターと共演し、スパーリングでシバターを打ちのめした竹原氏は「シバターは自分さえ良ければいいんでしょ」と突き放し、「普通にやれば、そんな簡単に負けるとしても負けなくて面白い試合出来るんだから。だから普通にやればいいのにね。何でそこまでする必要があるのかな。そこまでして勝ちたい?」と語りかけた。
この動画を見たというシバターは「3人ともすごく怒っておられて喝を入れられたわけですけども、まず言い返したいことは僕の台本について、裏で台本を提案したこと、作ったことに対して言われてますよね。ただ、本当の台本野郎は、本当の意味での台本野郎は竹原と畑山、この2人だと僕思うんですよね」と指摘し、かつて竹原氏と畑山氏が出演したTBS系バラエティー番組「ガチンコ!」(99年~03年)について言及した。
「僕はネタを提供してあげてる側」
「みなさん、若い人は知らないと思うんですけど、『ガチンコファイトクラブ』っていうテレビ番組がもともとあったんですよ。これね、竹原と畑山のもとにならず者、不良たちが集まって『俺にボクシング教えろ~。俺らにプロになる、チャンピオンになる素質があるんだよ』みたいな生意気な若者たちにボクシングを教えたり、教えなかったり。逆にトレーナーである竹原が若者をぶっ飛ばしたりとか、そういう今でいうところの格闘技のボクシングのリアリティーショー番組が昔放送されてた」
そして「そういう番組があったんですけど、これ、やらせだったんですよ」との見解を示し、その根拠について説明した。
「これ今では台本も週刊誌に流出されてですね。リアリティーショーに出てた人、卒業した人が実は台本があるんですと週刊誌に売っちゃって台本が流出したんです。竹原と畑山こそ。畑山はシバターがね、格闘技の信頼を損なうとか言ってますけど、お前らが『ガチンコファイトクラブ』で、台本があるリアリティーショーでその台本に乗っかって演じたことで、それがバレたことで、おまえらがテレビのバラエティーのリアリティーショーの信頼を地まで落としているんですよ」
シバター節は留まることを知らず、さらにヒートアップ。「僕はネタを提供してあげてる側。そしてあなたたちはそのネタを取り扱ってお金を稼いでる側。ごめんなさい、お礼言ってもらえますか。という感じで、どの口が言ってんだと。俺と久保さんの試合をネタにして金を稼いでるくせにどの口が言っとんだと」と挑発した。
シバターの動画についてツイッターでは「コレはシバターの勝ち」「畑山さんのコメントはど正論」など様々な意見が見られる一方で、シバターに対して「減らず口攻撃だなと思います」「裏が見え見えで狡い」など冷ややかなコメントも寄せられた。