サッカー中国代表FWアロイージオ・ドス・サントス・ゴンサウヴェス(33)が2022年1月23日に中国版ツイッター「ウェイボー」を更新し、中国サッカー協会への怒りを爆発させた。
地元メディア「一時的に航空会社によってキャンセル」
複数の中国メディアによると、ブラジル出身で中国国籍を取得しているアロイージオ、フェルナンジーニョ(28)、アラン(32)の代表3選手は1月27日に埼玉スタジアムで行われるワールドカップ(W杯)アジア最終予選に出場するため、ブラジルのサンパウロからオランダ・アムステルダム経由で来日を予定していた。
ところが、3選手は予定した航空便に搭乗することができずアムステルダムの空港で長時間、足止めを食らったという。
地元メディア「捜狐体育」(WEB版)は、当初3選手は1月23日に日本に到着する便に搭乗する予定だったが、運航上の理由により一時的に航空会社によってチケットがキャンセルされたと伝えた。
また、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、このように一時的にキャンセルされることは珍しくはないとしている。
フェルナンジーニョはブラジルに帰国
一方、アロイージオによればアムステルダムに到着した時には予定の便はキャンセルされていたという。チケットがキャンセルされた過程において中国サッカー協会の不備があったかどうかは不明だが、アロイージオの怒りの矛先は協会へと向けられた。
アロイージオは「ウェイボー」に空港内のソファに横たわる自身の写真を添付し、すでに8時間以上もアムステルダムの空港で待たされ、さらに14時間もここに滞在しなければならないとし、ホテルに宿泊することも出来ない状況にあることを訴えた。
そして中国サッカー協会の組織としての能力に疑問符をつけ、「我々に対するリスペクトが全くない」と怒りを露わにした。
アロイージオは14年にブラジルのサンパウロFCから中国スーパーリーグ山東泰山に移籍し、19年7月に中国国籍を取得。W杯アジア最終予選では21年10月13日のサウジアラビア戦でゴールを決めている。
なお、「新浪体育」(WEB版)は24日、アロイージオとアランの2選手が日本へ向けてアムステルダムを発ったと伝え、フェルナンジーニョは家族の健康上の理由からサンパウロに戻ったと報じた。