NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、オダギリジョーさん(45)演じる大月錠一郎はトランペットが吹けなくなる症状に見舞われている。
この姿に視聴者からは、同作の音楽を担当するサキソフォン奏者の金子隆博さん(57)が、過去に「職業性ジストニア」という病気を公表したことを思い出す声が出ている。金子さんは、米米CLUBの「フラッシュ金子」として知られる。
「職業性ジストニア」を2012年に公表した金子隆博さん
オダギリさん演じるジョーがトランペットを吹けなくなった姿は、2022年1月21日の放送で描かれた。その症状は24日の放送でも改善していなかったが、これに対し、視聴者から
「カムカムの音楽を作曲している金子隆博(フラッシュ金子)さんと同じ職業性ジストニアなのか...?ジョー...」
といった声が上がった。
金子さんが公表した「職業性ジストニア」とは中枢神経の病気であり、患者の意思に関係なく筋肉が収縮したり硬直したりする症状が見られる疾病。東京女子医科大学のサイトでは、「ジストニアの症状は、手や足、首や体幹など様々な箇所に発症しますが、その原因は脳からの指令の異常にあります。つまり、ジストニアは脳の病気なのです」としている。
金子さんはかつて病気を公表した際、「ステージでSAXを吹く際に、原因不明のふるえ、しびれの症状が出る様になった」「日常生活では支障がないのに、SAXを吹く時だけ、症状が出るのです」などと説明していた。
こうした経緯を知る視聴者からは、他にも、「ジョーがトランペット吹けなくなった原因が職業性ジストニアならば #カムカムの音楽を金子隆博さん(フラッシュ金子さん)に任せたのって凄いな」といった、制作スタッフの起用そのものに伏線があるのではないかと指摘する声も上がっている。
また、このほか、「胸に何度もケチャップを付けてしまう行動を見ると、もしかしたら、脳に障害を持っているのかもしれない。#カムカムエヴリバディ」と、錠一郎がホットドッグを食べる際にたびたびケチャップをこぼすのも、何らかの伏線なのではないかとする声も上がっている。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)