共同生活のルールは大切
こういったエピソードは「鉄道模型を捨てた嫁」のコピペの印象もあってか、「捨てられた人」への同情で語られがちでしたが、最近は「捨てた人にも言い分がある」という意見が現れるようになりました。
話題になった「勝手に私物を捨てられた話」に対し、家族の共有部分を奪っていなかったか、管理や掃除は自分でやっていたか、など「共同生活のルール」の問題としてとらえ直す声が多数挙がっています。
<ネットよくバズる「勝手に私物を捨てられた」話、管理状態がちゃんとしてたか等の観点がすっ飛ばされがち - Togetter>
また、「家族なら生活環境は共有財産」「みんなの家だからこそ自分だけのものは自分で管理して欲しい」といった、「捨てたくなる気持ち」に寄り添う反応も見られました。
このようにさまざまな意見が出るようになったのは、片付け術や家事の時短ライフハックが広まり、「所有物の管理方法」への意識が高まったことも理由のひとつかもしれません。
<「この情報無料でいいの...!?」毎日の掃除や整理整頓が時短になるよう心掛けている方の工夫が目から鱗すぎる - Togetter>
これまで考察してきた「家族に私物を捨てられた話」が繰り返し話題になる理由として、次の3つが挙げられます。
・Twitterにはコレクター気質の人が多く「価値観を理解してもらえない話」が共感されやすい
・最近では「捨てた側」の意見も支持されるようになり、ツイートの幅が広がっている
・共同生活のルールやコミュニケーションなど、さまざまな切り口で議論が展開される
同じ話題が何度も繰り返されているように見えて、以前よりも問題解決に向けて前進しているようですね。以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。次回もお楽しみに。