内密出産「違法性」めぐり国会議論 「疑義あるなら条件通達か法改正すべき」国民・玉木代表が質問

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慈恵病院・蓮田院長「物事を前に進めるために、自分が捕まった方がいいのかな?」

   代表質問に立った玉木氏らは、質問前に慈恵病院の蓮田健院長らと面会。蓮田氏は「物事を前に進めるために、自分が捕まった方がいいのかな?」などと話していたという。

   玉木氏の

「母子の生命と身体を守る取り組みである、この内密出産は違法なのか。仮に違法性の疑義があるなら、違法とならない条件を通達するか、法改正すべきではないのか」

という質問に対して、岸田氏は「一般論」として次のように答弁した。

「子どもの出自を知る権利をどう考えるか。未成年が内密出産を希望する場合の支援のあり方などの課題があると考えている。政府としては引き続き、妊娠に悩む女性が安心して相談できる窓口の整備や、子供を育てられない場合に利用できる特別養子縁組等の制度の周知と、予期せぬ妊娠をした妊産婦等への支援の充実に努めている」

   刑法上の違法性の問題については、次のように原則のみを答弁し、法改正の議論には反応しなかった。

「児童福祉法や医師法など厚生労働省の所管法令には、直ちに違反と考えられる点はないと考えている。しかしその他、刑法上の犯罪に当たるかどうかについては、捜査機関により収集された証拠に基づき個別に判断されるべき事柄であると考えております」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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